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【目の描き方】②実践編  目を上手に描くために抑えておきたいポイントを解説!

こんにちは。管理人の河内です。

今回は「絵画における」目の描き方の2回目になります。

まだ前回をお読みになっていない方はそちらも是非ご覧ください⇒ 【目の描き方】①目を上手に描くために抑えておきたいポイントを解説

前回の記事では目を描く前に、初めに頭に入れておいて頂きたい事柄について詳しく述べてみました。

 

今回はいよいよ実践編です。

実際に描いていく上でどう進めていけば良いかを行程をたどりながら解説していきたいと思います。

今回は鉛筆によるデッサンの過程ですが、油絵や水彩画などすべての着彩表現の土台となる進め方ですので是非参考にしていただければと思います。

 

目の描き方 実践編① 頭部の動きによる目の傾きや位置の確認

まず初めに顔がどのような方向を向いているのかを確認しましょう。

例えばこの絵の様に斜めにうつむき加減の場合正中線は赤い線で示したようになります。

まずはこの頭部の真ん中を走る正中線を描くことで顔の向きをとらえ、それに両目と耳をつなぐ横の正中線を入れてみます。

 

次に、目頭と目じりの位置の見当を付けます。

この位置ですね。

この時目じりと目頭の位置を示すポイント同士の位置関係、どっちがどれくらい上にあるかなどを確認しておきます。

 

次に上まぶたの一番山になっているところ、下まぶたの一番谷になっているところ、大きく角度が変わっているところに印を入れます。

前回の記事でも描きましたように、目はいわゆるどんぐり型(ラグビーボール型)ではありません。

見る位置によって三角形だったり、平行四辺形だったり六角形だったりします。

それらのどれに、今自分が描こうとしている目が近いのかを見極め、その頂点となるところに印を入れていくのです。

 

正面だとだとこんな感じです。

 

横だと三角形。

 

ちょっと上目だとこんな台形のような形になります。

このように顔全体の中で目がどのようについているかと、どのように単純化したとき見えるか、まずはここをしっかりイメージして描いていきます。

 

この絵では顔をうつむいているのでこんな感じです。

 

目の描き方 実践編② 形をとる 単純形体~複雑な形へ

上記の様に単純な多角形で形をとった後、少しずつ頂点の数を増やしていき、それらをつないで滑らかな形にしていきます。

例えるなら星座のようなイメージですね。

星に当たる部分をおおよそ検討をつけ、それらを結んでいくのです。

つまり初めから曲線を使わず直線を結ぶように取っていくのですが、それは初めから滑らかな曲線で描こうとすると、イラストのようなどんぐり眼になりやすいからです。

また目そのものだけでなく、眉や鼻筋なども少し描いていくとバランスがとりやすくなります。

 

 

目の描き方 実践編③ 陰影をつける

ある程度形が描けたら陰影(調子=トーン)をつけていきます。

黒目が黒いのはわかりやすいですが、この正面を向いた目では下を向いた面、つまり下まぶた②や眉間の下側①、

目の窪み③などに影をつけていきます。

そして眼球の左右に行くにつれ奥まっていきますのでここにも影をつけていきます。

眼球中央が一番出っ張ってきますので、逆に凹んでいるところに陰影をつけていくわけです。

鉛筆や木炭デッサンの場合、このへこんだ部分はティッシュやサッピツで擦り込みます。

 

 

目の描き方 実践編④ 描き込み

大まかな明暗ができたら少しずつ描き込んでいきましょう。

特に二重まぶたと黒目は描きどころです。

前回の記事にも描きましたように黒目は瞳孔と光彩に分かれており、中心部の瞳孔がより暗く、光彩は中心に向かってたくさん線が見えるなどとても複雑で変化に富んでいますのでしっかり観察して描いていきます。

 

ここで注意が必要なのが白目の部分です。

前回の記事にも描きましたように、白目は色は白くても眉や頬のラインと比べると一段凹んだ位置にあるので”暗い”のです。

ここを白目という言葉(思い込みに)引きずられて”明るく”してしまうと、黒目とのコントラストが強くなりすぎて、目が飛び出てきてしまうのです。

それによって形は合っていても、人形やマンガのようなギョロっとした印象になってしまいます。

くれぐれも白目を白くしすぎて黒目とのコントラストが強くなりすぎないように注意しましょう。

目の描き方 実践編⑤ 細部描写

より細かい部分を描写していくときは、鉛筆はしっかりと尖らせて(筆の場合は先が細く腰が強いもの)立てて描いていきます。

まつ毛や光彩の複雑な表情、光の反射など時間をかけて丁寧に観察と描写を重ねていきます。

イラストなどでは目頭(内眼角)は省かれやすいですが、逆に言うとここをきちんと描くことでリアルさが増すということでもあるのでここもしっかり描いていきます。

涙が出る涙点に近いことから潤んでつやがあるのが特徴です。

またま目じり部分では上まぶたの下に、下まぶたが潜り込んできいくように描いていきます。

一般的な人物画ではそこまでは求めませんが、いわゆる“写真みたい”なリアルな絵が描きたければここでかなりの時間費やします。

まるで虫眼鏡でも使って見るくらい細かい変化、瞳に映り込んでいるものを描き分けるのですが、それ以外に重要なポイントは明暗のコントラストを強く着けるということです。

例えばまつ毛や瞳孔の色は、4B以上の濃い鉛筆で徹底して塗り込んでいき、反対に反射する光をしっかりとプラスチック消しゴムで白く抜いていくようにして明暗の差をしっかりと付けます。

これだけでもかなりリアリティーは出ますので興味のある方は試してみてください。

 

そして目そのものだけに集中しすぎずに、眉やまぶた、鼻の着け根なども描き込んでいきます。

この辺りは小さな面の集合体なので形体が複雑です。

小さな筋肉やしわなど写真を見て描く場合はよく見えないところもありますので、鏡を使って自分の目を観察したり手でなぞったりして凹凸や面の動きを確認しましょう。

 

目の描き方 まとめ

今回は目の描き方を、順を追って解説してきましたがいかがでしたか?

 

人体をうまく描くコツは、やはり何度も描くということは必須なのですが、同時に人体の構造や形をどれだけ覚えられるか、しかもいろんな向きからイメージできるかというのはとても大きなポイントです。

その第一歩が前半の記事で描きましたように“冷静に(客観的に)立体として見る”ということがとても重要になりますのでしっかりと意識していて練習していただければと思います。

 

ただ初めに書いたことと逆のことを言うようですが、どれほど目が重要なパーツであってもそれはあくまでも顔の一部であり人物全体の一部にすぎないことも忘れてはいけません。

目だけを取り出して描いてはいても、その時のモデルのポーズや動き、顔の向きや傾き、さらに立体としての陰影を常に下敷きとして意識しながら描くということも頭の隅に持ち続けおいてください。

もちろん慣れてくるとそうしたことも無意識に踏まえて描けるようになりますが、初めのうちは難しいですがしっかりと意識して練習してみてください。

 

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