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ルノワールの作品を紹介!~代表作を解説付で

ルノワール作品① 「春のブーケ(春の花)」

1866年  フォッグ美術館(ハーバードアートミュージアム)蔵

ルノワールの愛好家で後援者でもあった建築家シャルル・ル・クールのために描かれた作品です。

大胆なタッチと明暗のコントラストが印象的で、生き生きとした花の表現から印象派の持ち味がいかんなく発揮された初期の傑作。

ルノワールにとって花は人物と並ぶ終生大切なモチーフでした。

 

ルノワール作品② 「踊り子」

1874年  ワシントンナショナルギャラリー蔵

第一回印象派展に出品された作品です。

こちらを見つめてポーズをとる少女バレリーナを描いた作品。

純白のチュチュが印象派特有の軽やかなタッチで、朧げな背景と溶け合うかのように描かれ透き通っているかのようです。

 

ルノワール作品③ 「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」

1875年 オルセー美術館蔵

モンマルトルの野外ダンスホールで楽し気に踊る若者たちを描いた作品です。

モンマルトルは当時パリではまだはずれの片田舎で、普段は働いている労働者階級の人々が週末に楽しみに集った場所でした。

モデルはルノワールの友人たちで、この作品のために何時間もポーズをとってくれたそうです。

 

ルノワール作品④ 「舟遊びをする人々の昼食」

1876年  フィリップス・コレクション、ワシントンD.C.

パリ郊外のセーヌ河畔にあるメゾン・フルネーズで描かれた作品。

テラスで休日を楽しむ若者たちを生き生きと描いています。

この作品もモデルはルノワールの友人たち。彼らへのルノワールの深い愛情が伝わってくるようです。

第7回印象派展に出品され高く評価されました。

 

ルノワール作品⑤ 「陽光の中の裸婦」

1876年 オルセー美術館蔵

印象主義時代のルノワールの特徴を最も表している作品。

木の葉の隙間から零れ落ちる光を、素早いタッチで描き上げています。

第2回印象派展に出品されましたが、「腐った肉の塊のようだ」とまで酷評されました。

影の部分にそれまでは使われることのなかった青や緑といった寒色を使い、光の当たっている部分にはバラ色を使用していたまさに色彩あふれる作品です.

しかし当時の保守的な評論家には黒や茶色が影の色として当たり前だったので、そう映ったのかもしれません。

この頃のルノワールは木漏れ日に関心があったようで、この他に何点も木陰や林間で人物を配置して描いています。

 

ルノワール作品⑥ 「ジャンヌ・サマリー」

1877年  プーシキン美術館蔵

モデルはコメディーフランセーズの舞台女優ジャンヌ・サマリー。

彼女はルノワールのお気に入りのモデルで何度も描いています。

彼女は富豪の息子と結婚するも33歳という若さで亡くなっています。

若く愛らしいその表情は、ルノワールの印象主義的な軽妙なタッチと柔らかな色彩でいかんなく発揮されています。

 

ルノワール作品⑦ 「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」

1880年  ピュレルコレクション蔵(スイス)

豊かな栗色の髪と少しはにかんだ表情、透き通るような肌を持つ美しい少女。

ルノワール作品でも人気の高い作品です。

モデルはルノワールの良き理解者でユダヤ家系の銀行家ルイ・カーン・ダンヴェールの娘イレーヌ。

 

ルノワール作品⑧ 「二人の姉妹(テラスにて)」

1881年 アート・インスティテュート・オブ・シカゴ蔵

ルノワールが通ったレストラン「ラ・メゾン・フルネーズ」の2階テラスで描かれた、愛らしい少女姉妹がテーマの作品。

手すりの向こうにはセーヌ川の流れが見えます。

姉役のモデルはジャンヌ・ダルロー。妹役は判っておらず、実は二人は本当の姉妹ではないようです。

82年の第7回印象派展に出品された作品。

 

ルノワール作品⑨ 「大水浴図」

1884~87年 フィラデルフィア美術館蔵

西洋の古典的なテーマであるニンフ(妖精)たちのような裸婦が水辺で戯れる場面を描いた作品。

印象派的表現に行き詰まりを感じていたルノワールは、イタリア旅行でラファエロなど、古典の巨匠たちの作品に直接触れることで、それまで反対していた古典主義を再認識し、回帰していきます。

輪郭線をぼかした鮮やかな色彩と、大胆な筆運びは影を潜め、ここでは輪郭線がくっきりと描かれなめらかな人体表現がされています。

その結果、皮肉にもそれまで”印象派のルノワール”を支持してきたパトロンたちが離れていきました。

 

ルノワール作品⑩ 「ピアノに寄る少女たち」

1892年 オルセー美術館蔵

二人の少女がピアノの前で楽譜を読んでいる場面を描いた作品。

モデルは不詳ですが、ルノワール後期の円熟味ある作品です。

少女たちの愛らしい表情や、作品全体が暖色で包まれ穏やかでぬくもりのあるこうした作風は、印象主義から新古典主義の時代を経てたどり着いたルノワール晩年の世界を体現しています。

 

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